こんにちは、さゆりです。みなさん、お元気ですか。
さて、みなさん。最近、日本では「クマ」のニュースがとても多いです。今日は「クマに気をつけて」というテーマのニュースを話そうと思います。
それでは、はじめにニュースを聞いてみましょう。
「最近、日本のいろいろな場所でクマが町や学校の近くにあらわれることが増えています。先週、北海道の知床半島で、登山中の男性がヒグマに襲われ、亡くなりました。山形県では、ことしのクマの目撃情報が過去最多を更新し、県は注意を強く呼びかけています。環境省によると、昨年度は全国で219人がクマに襲われ、6人が亡くなりました。」
みなさん、よくわかりましたか。では、ゆっくり内容を確認しましょう。
まず、「クマが町や学校の近くにあらわれることが増えています」と言っていました。クマはふつう山にいますが、食べ物が少ない時は、人のいるところに来てしまうことがあります。去年はどんぐりが少なくて、クマが人がいる町に下りてきやすかった、と言われています。
つぎに、北海道のニュースです。知床半島の羅臼岳(らうすだけ)で、登山者がヒグマに襲われ、亡くなる事故がありました。地元の機関が調査をしていて、登山道は一部で通行が止められています。
それから、山形県のお話。ことしはクマの目撃情報がとても多くて、8月の時点で過去最多を更新しました。目撃情報というのは見た人からの知らせです。8月の時点で、過去最多を更新しています。過去最多は、今までで一番多いという意味ですね。更新するというのは新しく変えることです。県は「クマ出没警報」を出して、注意を呼びかけています。出没というのは動物がある場所に現れること。警報というのは危険なことが起こりそうな時、気をつけるように一般の人に注意することです。
最後に、全国の数です。環境省のまとめでは、昨年度はクマによる被害が「219人」、そのうち「6人」が亡くなりました。被害というのは、人がけがをしたり、物がこわれたりすることです。
それでは、もう一度ニュースを聞いてみましょう。
「最近、日本のいろいろな場所でクマが町や学校の近くにあらわれることが増えています。先週、北海道の知床半島で、登山中の男性がヒグマに襲われ、亡くなりました。山形県では、ことしのクマの目撃情報が過去最多を更新し、県は注意を強く呼びかけています。環境省によると、昨年度は全国で219人がクマに襲われ、6人が亡くなりました。」
2回目は、1回目よりもわかりましたか。
最後に、今日のニュースに出てきた言葉を復習しましょう。
目撃情報:見た人からの知らせ。
出没:動物がある場所にあらわれること。
過去最多:今までで一番多いこと。
警報:危険なことが起こりそうな時、気をつけるように一般の人に注意すること。
被害:人がけがをしたり、物がこわれたりすること。
では、わたしたちが気をつけることも、簡単にお話しします。
①山や森に行くときは、一人で行かない。鈴やラジオで音を出す。
②食べ物やゴミのにおいを出さない。ゴミはしっかりふたをする。
③クマを見ても近づかない。走らない。静かにゆっくり後ろに下がる。
④子グマを見ても、ぜったいに近づかない。親グマが近くにいるかもしれません。
⑤住んでいる町や県の「クマ注意」のお知らせをチェックする。
今日は、日本でクマのニュースが増えていることを紹介しました。自然と近くに住むわたしたちは、正しい知識と準備が大切ですね。最後にみなさんに質問です。みなさんは山や公園に行くとき、どんなことに気をつけていますか。みなさんが住んでいる地域では、クマの注意情報はありますか。よかったら、感想を教えてくださいね。
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