こんにちは、さゆりです。みなさん、お元気ですか。
前のポッドキャストでお話ししたのですが、私は今台湾で中国語の勉強をしています。台湾での生活の中で、日本と大きく違う所に気づきました。それは、街中にドリンクスタンドの店があるということです。そして最近私はほとんど毎日このドリンクスタンドで飲み物を買っています。
なので 今日 は、 台湾 と日本のドリンクスタンド文化の形成の背景と、なぜ台湾にはこんなにたくさんのドリンクスタンドの店があるのか、その理由について掘り下げていきたいと思います。
まずは、台湾におけるドリンクスタンド市場の現状からご紹介します。インターネットで調べた情報によると、台湾全体 のドリンクスタンドの数は、コンビニの店舗数を上回るほどだそうです。例えば、2022 年 の統計では、高雄市では3,600店以上、台南市では約3,300店が存在していて、どこを歩いても手にドリンクを持った人たちの姿が見られます。また、過去10年間における飲料の売上高は、2010年時点で約200億台湾 ドルから、2020年には約580億台湾ドルへと成長していて、ほぼ3倍拡大しています。
では、なぜ台湾ではドリンクスタンド店がここまで急激に増えたのでしょうか。第一に、台湾は創業のハードルが非常に低いという点が挙げられます。レストランや他の飲食業と比べて、ドリンクスタンドは初期投資が少なく、必要な人材や店舗面積も抑えられているので、手軽にチャレンジできる環境が整っています。そして、台湾は亜熱帯の温暖な気候に恵まれていて、年間を通して高温多湿のため、冷たい飲み物の需要が非常に高いです。そのため、手軽さと利便性を兼ね 備 えているドリンクスタンドがとても支持されているようです。
一方、日本では、ドリンクスタンドというスタイルは台湾ほど普及していません。日本は自動販売機文化があり、コンビニや自動販売機で飲み物を買うのが一般的です。そのため、台湾のような専用のドリンクスタンド店舗は数が少なく、市場は台湾に比べると非常に小規模となっています。さらに、店舗運営にかかるコストの高さや、厳しい食品衛生基準も、日本のドリンクスタンドの発展を抑制する原因となっています。
しかし、近年では台湾の有名ブランドが日本の市場に進出し始めています。 特 に 東京 などの都市部では、台湾からの店舗が増えていて、日本の若い世代に台湾の飲料文化が伝わっている様子が見られます。また、台湾のドリンクスタンドはアメリカや 東南 アジアをはじめ、 世界各国 にも進出しています。
このように、台湾と日本のドリンクスタンド市場の大きな違いは、文化、経済、気候、そして生活習慣など、様々な要因が絡み合っていることがわかります。 私 はあと1ヶ月台湾で生活をする予定なので、滞在中はいろいろな店舗の飲み物を楽しもうと思います。
本日 もポッドキャストをお聞きいただき、ありがとうございました。みなさんは台湾のドリンクスタンドで飲み物を買ったことがありますか。おすすめのお店はありますか。ぜひコメントで教えてください。それでは、また次回お会いしましょう!